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  3. 「ありがとう」と言われる仕事

直接感謝を感じることができる仕事

現在の仕事の中で、ありがとうという言葉を直接聞くことができることは少なくなりました。
オンライン化が進み、相手の顔も見ることができなくなり、直接触れ合う機会もなくなってきているからです。

日本人には、相手を敬うという大事な精神がありますが、これも年々希薄になってきてしまっています。
ですが、介護の仕事では、このありがとうという言葉を直接聞くことができるのです。
今では本当に数少なくなってしまった言葉ではありますが、これが最大のやりがいになることは間違いありません。

体力的にもきつくネガティブにもなる

介護の仕事は、簡単なものでも楽なものでもありません。
崇高な理念はあるかもしれませんが、現場ではそんなことを考えている余裕もないでしょう。

毎日向き合わなければいけないことが多く、多忙を極めます。
理念も理想も大事ですが、現場が一番だからです。

体力的にもきつく、ネガティブに考えてしまうことも多いでしょう。
しかし、介護の現場には、いろいろなことを学ぶことができる環境があります。

毎日は同じことの繰り返しではなく、常に対応を求められます。
これを充実した時間であると考えることができるのであれば、きっといつかありがとうという言葉を聞くことができるようになるでしょう。

ありがとうという言葉の力

介護の仕事につく人の大半は、最初から介護を目指してきたわけではありません。
人のために何かできないかと考え、自分の生き方を探して介護に行きついた人も多いでしょう。
その中で、さまざまなことを勉強しながら、介護の現場で働いているはずです。

介護の現場は、常に変化し、いつも同じ対応ができるわけではありません。
そのため、文句をつけられることもしばしばです。

ですが、介護してもらうということを考えた場合、とても感謝されていることも確かでしょう。
それが、ありがとうという言葉になるのです。

無償で何かをしてあげているわけではありません。
職業として選択した結果であることも確かでしょう。
それでも、介護してもらえる側から考えれば、大変なはずなのにありがとうと思うことができるのです。

介護の現場では、本当に多くの人と出会います。
きついことも多数ありますが、お互いを理解する努力を重ねながら、働いていくことになります。
これだけの充実考えられる仕事も、ほかにはないでしょう。

介護は、仕事を越えた仕事といわれることもあります。
単に仕事というくくりで縛ることはできない部分があるのです。

きつい仕事で、常に人材不足に悩まされてしまうこともありますが、「ありがとう」という言葉を掛けられたときには、やっていてよかったと思うことができるでしょう。
そうしたやりがいを感じられるのが、介護の仕事の魅力とも言えます。