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  3. キツイ時もあるけど達成感も感じられる

年配

介護職にとっての達成感は

介護の仕事を考えた場合、やりがいといえば、ありがとうという言葉を聞くことができる点にあるでしょう。
これは、表面上の意味ではなく、心の底からありがとうという言葉を聞くことができるのは、現代の職業の中ではごくわずかしかありません。

ですが、これはやりがいということであり、達成感ということとは異なります。
ゴールがないといわれる介護の仕事ではありますが、達成感を感じることができる瞬間は、確かに存在するのです。

ゴールが存在しないからこそ

介護の仕事といえば、賃金は安く、労働として厳しい環境が待っています。
これをブラックというのであれば、それも当てはまることでしょう。

一般的に達成感といえば、何かに成功したことや、目的を達成したときに感じることができます。
商品を売ることができたり、自分が考えたものが出来上がったりした時には、とても強く感じることができるはずです。
ところが、介護職の場合には、これはありません。

物を売る仕事ではありませんし、何かを作るわけではないでしょう。
手術をしたりするような専門職ではありませんし、勝ち負けがあるわけでもないのです。
こういった内容からも、ゴールは存在しないといわれます。

ありがとうという言葉の奥にある達成感

ありがとうという言葉は、とても重要です。
感謝ということでは、ある意味では達成かもしれません。
しかし、介護という仕事が常に崇高なものであるというだけでは、達成感を感じることにはつながらないでしょう。

達成感というものを考えた場合、ニーズを考えることが重要です。
どんなことを必要としていたのかが見えてくることで、結果につなげることができるようになります。
これが、介護職にとっての目標であるといえるでしょう。

介護を仕事としている以上、感謝されるような結果を出さなければいけません。
ですが、その言葉の奥に存在する、満足感というものが満たされ、本当の意味で感謝されたときにこそ、達成感を感じることができるのです。

そのため、介護においての達成感ということは、人や状況によって大きく異なります。
それぞれいろいろな目標があり、技術があるのですから、アプローチを通じて見つけ出していくことが、モチベーションの維持にもつながっていくのです。