介護の世界では重要な意味を持つ面接
介護職を含め、新たな仕事にチャレンジを決めたとき、面接ということから逃れることはできません。
すべての確認の場であり、相互で疑問点を解消することになるわけですが、この面接で決まるということも珍しくはありません。
介護という仕事が、人間関係が重要なポイントになる以上、面接次第で大きく変化することになるのです。
売り手市場で、どんな人でもなれると思ったら大きな間違いで、話し方などは厳しくチェックされると考えましょう。
経験のない新卒の場合には
面接試験には、いろいろな形があります。
学生をターゲットとした場合、集団面接を行うことが多くなるでしょう。
実際に学生から介護職を考える人は少なく、全体の1割にも満たないといわれています。
そのため、集団面接どころか、面接官が複数存在する中で、面接を受けることも珍しくありません。
特に雇用側の責任者と、現場責任者が面接官となることが多く、両面から判断されることになります。
基本として、経験があるわけではありませんので、アピールするとするのであれば、真剣に応募したことや、話し方がしっかりしている点となるでしょう。
話し方は特にチェックの対象で、学生時代のような話し方をしていれば、まず採用されません。
仕事場は遊び場ではありませんし、介護の場は皆年上の人になります。
相手を尊重しなければいけない仕事ですので、態度が幼かったりしても、合格はしないと考えなければいけません。
売り手市場でも、そこまで甘くはないのです。
経験者や転職の場合に重要なポイント
経験者や転職の場合、新卒の面接とは異なります。
すべてにおいて具体的な質問に代わってくることになるでしょう。
転職ですので、必ず前職のことを聞かれます。
この時に、職務経歴書を提出しているのであれば、絶対に齟齬がないようにしなければいけません。
面接官の意識の中には、前職において離職した理由も重要ですが、どんなことをしてきたのか、それが生かせるのかどうかがポイントになるのです。
これが売り手市場の強みとなりますので、面接時には有効に使うべきでしょう。
たとえば、プロジェクトでリーダーをしていたり、業務スケジュールの立案を行っていたりするとプラスです。
介護の経験者であれば、どこまで実践することができるのかもアピールするべきでしょう。
実は大事なこととして、家族の状況があります。
夜勤の問題や休日出勤が重くのしかかることもあり、不規則なシフトや状況の中でも対応できるかどうかを知りたいのです。
情熱も大切ですし、キャリアも重要ではありますが、本当に続けていくことができるかどうか、その点が担当者の心配ごとであることを理解しておきましょう。