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  3. 介護職のやりがいとは

介護という仕事の選択肢

日本の社会が高齢化を迎えていく中、介護の仕事の重要性は日に日に増しています。
しかし、仕事はきつく、慢性的な人材不足にも陥っているのです。
ですが、介護の仕事のやりがいを感じてしまうと、やっていてよかったと思うことができるでしょう。

仕事ということを考えれば、介護の仕事につくまでにはいろいろなことがあったはずです。
ほとんどの人は、いきなり介護職を始めるのではなく、サラリーマンからこれからの人生のやりがいを見つけるために転職したりするケースもあるでしょう。

誰かの介護をした経験により、職業として選択する人もいます。
仕事が全くなく、これしか選択できなかった人もいるはずです。

なぜ、こういったことが言えるかといえば、最初から介護職を目指したという人は、1割にも満たないというデータがあるからです。
それだけ、新卒で選ぶことはない職業だともいえるでしょう。

誰でも始めることができる

まず、介護の仕事は、誰でもなることができます。
慢性的な人材不足に見舞われていますので、求人がなくなることもないでしょう。

年齢の対象も広く、健康であれば就くことができます。
体力があればさらによく、男性は優遇される傾向にあるといえるでしょう。

ですが、給料は決して高くはありません。
特に資格がない場合には、思っている以上に少なかったりするものなのです。
それが、介護福祉士を取得できるようになれば変わりますが、資格取得を目指す人も少ないのが現状になっています。

その背景には、夜勤もありますし、シフト勤務になってしまうことも出てくるからです。
この勤務状況の中、資格試験の勉強もしながら仕事をしていくことは、現実的にかなり難しくなるからです。

素晴らしい魅力が介護にはある

とにかくきつく大変な部分も多い介護の仕事ですが、素晴らしい魅力も持っています。
マイナスのことばかり言われるはずですし、現実的に目立ちます。
ですが、多くの人と出会い、信頼関係を築いていくのは、介護ならではの出来事であるといえるでしょう。

年齢的に、きつい言葉をいう人も多くいますが、思いやりがある人も多い年代です。
優しい方もたくさんいますし、人の温かさに触れることもできるでしょう。
悩み事を解決し、解決してあげることができたときには、やっていてよかったと思うことができるはずです。

さらには、ありがとうという言葉を掛けられることもあります。
現在の社会を考えた場合、心からありがとうという言葉を掛けられることは、本当に数少なくなりました。
人との接触が少なくなる傾向がある中で、本当の気持ちの表れとして感謝されることは、介護の特色なのです。

別れということも

あまり考えたくはないかもしれませんが、別れもあります。
その時には、とても悲しさであふれることになるはずです。

ですが、改めて人と向き合うことを学ばせてくれる時間にもなります。
こうした経験を通じて感じられることは、ほかの仕事ではまずありえないことでしょう。

このように、介護には独特のやりがいが存在します。
楽しい仕事というわけではありませんが、やってみたい仕事として選択することができる、素晴らしい仕事であることは間違いありません。